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40チームでFIFAワールドカップはどうだろうか?

 2026年大会より、ワールドカップの出場枠が現行の32から48に増加する。しかし、FIFAの理事会では賛成多数だったものの、サッカーファンや選手からは批判の声が大きい。

 その一つが大会レベル低下である。それまでワールドカップ出場に届かなかった中堅以下の国の出場可能性が高まったことにより、従来よりも試合の質が落ちるのではないかと指摘されている。

 また、48チームを3チーム×16組に分けるというシステムも問題がある。各組2位以上がベスト32に進出する訳だが、例えば、

順位

--

勝ち点

2-0-0

6

0-1-1

1

0-1-1

1

という具合に、2位が無勝という成績でも決勝トーナメントに進むことができてしまうというのは興醒めである。


 そこで考えたのが、40チームによるワールドカップである。

 方式としては4チーム×10組に分け、

順位


ベスト16

プレーオフ

上位2チームがプレーオフ

敗退

という具合に、1位の10チームがベスト16へ進出し、2位の10チームと3位の上位2チームがプレーオフへ進む。プレーオフ勝者はベスト16へ進出。
 この方式によることで、グループステージ第3節で起こりがちの、既に突破の決まった1位対2位の試合や、敗退の決まった3位対4位の試合を、消化試合ではなく、勝つことにインセンティブのある試合に昇華できるだろう。
 以下の表で簡単にまとめると、

グループステージ

40→12(2&3)

+10(1)

プレーオフ(PO)

12→6

ベスト16

10+6(PO勝者)→8

準々決勝

8→4

準決勝(SF)

4→2

3位決定戦

2(SF敗者)→1

決勝

2(SF勝者)→1

となる。

 また、各大陸予選については以下のようにする。

開催国

1

ヨーロッパ

14

南米

5.5

アジア

5.5

北中米カリブ海

5

アフリカ

8

オセアニア

1

 南米予選6位とアジア予選6位のチームで大陸間プレーオフを実施し、勝者がワールドカップ本戦に進出する。

ワールドカップの出場枠拡大は、ワールドカップ出場を目指す国のためとはいえ、本音は巨額な放映権料目当てであるのは明白である。とはいえ、枠拡大自体はメリットが大きい。そこで枠拡大と大会レベルの維持を両立できることが望ましい。そういう点では今回私が提案したものは、枠拡大と大会レベルの維持の点で、FIFA提案の48チーム案よりかはマシだと考えた。