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クラブW杯をもっと面白いものに

過去にも取り扱ったクラブW杯の問題点をおさらいしよう。


①注目度低い

②ヨーロッパのチーム以外の知名度が低い

③ヨーロッパが他を圧倒しすぎて大会前から結果が分かりきっている


という具合で挙げられる。


それら問題点を解決すべく、私なりにクラブW杯の新フォーマットを考えてみた。


改良点をざっくり紹介すると

❶出場チーム数を増やす(特にヨーロッパ)

❷2年に一度の開催にする

❸開催国を2つに


❶出場チーム数を増やす(特にヨーロッパ)

注目度が高いヨーロッパのチームの出場チーム数を増やすことで、大会の注目度そのもの注目度を底上げしようというもの。


❷2年に一度の開催にする

ヨーロッパ勢が基本的にクラブW杯に出たがらないので、1年に2試合、2年で4試合という具合に、従来方式と同じ試合数にすることで、ヨーロッパ勢に忖度するような感じになるが、参加を拒絶するという事態は避けられるだろう。


❸開催国を2つに

2つの開催国でグループステージから準々決勝まで行い、翌年に2つの内どちらか一方の国で準決勝、3位決定戦及び決勝を行う。


出場権

・直近2年の大陸王

・開催国は直近2年のリーグ

に与えられる。


例えば、2021-22大会をするとすれば、

・2019-20シーズンの大陸/リーグ王者

・2020-21シーズンの大陸/リーグ王者

or

・2020年の大陸/リーグ王者

・2021年の大陸/リーグ王者


もし、2連覇などで重複した場合は、直近年の準優勝チームにも出場権が与えられる。


陸別に出場枠を与えると、

・開催国枠:2×2

・アジア:2

・アフリカ:2

・北中米カリブ海:2

オセアニア:2

・欧州:4

・南米:4


欧州と南米はチャンピオンズリーグ及びコパ・リベルタドーレス優勝チームの他、ヨーロッパリーグ及びコパ・スダメリカーナ優勝チームにも出場権が与えられる。


レギュレーション

グループステージ

・開催国、アジア、アフリカ、北中米カリブ海オセアニアの計12チームが参加

・3チーム×4組に分ける

・各組上位2チームがベスト16進出

ベスト16

・グループステージ突破の8チームと、欧州及び南米の8チームの計16チームが参加

・ここから1発トーナメントで行う

準々決勝

・ベスト16勝者の8チームが参加

準決勝

・準々決勝の翌年に試合を行う

・準々決勝勝者の4チームが参加

3位決定戦

・準決勝敗者の2チームが参加

・延長戦は無く、90分経過後即PK戦を行う

決勝

・準決勝勝者2チームが参加


もし"FIFAクラブW杯 2019-20 カタール&中国"という形で開催されていた場合、出場チームは、

開催国(中国)

🇨🇳海上


🇨🇳広州恒大

開催国(カタール)

🇶🇦アル・ドゥハイル


🇶🇦アル・サッド

アジア

🇯🇵鹿島アントラーズ


🇸🇦アル・ヒラル

アフリカ

🇹🇳エスペランス


🇲🇦ウィダード・カサブランカ

北中米カリブ海

🇲🇽グアダラハラ


🇲🇽モンテレイ

オセアニア

🇳🇿チーム・ウェリントン


🇳🇨ヤンゲン・スポール

欧州(CL)

🇪🇸レアル・マドリード


🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿リヴァプール

欧州(EL)

🇪🇸アトレティコ・マドリード


🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿チェルシー

南米(CL)

🇦🇷リーベル・プレート


🇧🇷フラメンゴ

南米(CS)

🇧🇷アトレティコ・パラナエンセ


🇪🇨インディペンディエンテ・デル・バジェ


シミュレーションを兼ねて大会の流れをざっくり示してみる。

グループステージ(2019)
中国ラウンド
グループA
🇨🇳海上
🇳🇨ヤンゲン・スポール
グループB
🇨🇳広州恒大
カタールラウンド
グループC
🇶🇦アル・ドゥハイル
グループD
🇳🇿チーム・ウェリントン

ベスト16(2019)
中国ラウンド
①🇪🇸レアル・マドリード vs A1位
②🇧🇷A・パラナエンセ vs B2位
③🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿チェルシー vs B1位
④🇧🇷フラメンゴ vs A2位
カタールラウンド
⑤🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿リヴァプール vs C1位
⑥🇪🇨I・デル・バジェ vs D2位
⑦🇪🇸Aマドリード vs D1位
⑧🇦🇷リーベル・プレート vs C2位

準々決勝(2019)
中国ラウンド
❶ : ①勝者 vs ②勝者
❷ : ③勝者 vs ④勝者
カタールラウンド
❸ : ⑤勝者 vs ⑥勝者
❹ : ⑦勝者 vs ⑧勝者

準決勝以降は中国orカタールのどちらか一方で開催

準決勝(2020)
① : ❶勝者 vs ❷勝者
② : ❸勝者 vs ❹勝者

3位決定戦(2020)
①敗者 vs ②敗者

決勝(2020)
①勝者 vs ②勝者

終わりに
 準々決勝と準決勝の間にほぼ1年のブランクが出来てしまうのがこの方式のネックな部分。
 だが、現状よりかは遥かに注目度は高まる上、アジアにいながら欧州勢同士の試合を公式戦として見ることも可能になる。例えば、日本開催時にはエル・クラシコが観られたり、CLで実現するような対戦カードだったり。
 あらゆる理由で廃止が叫ばれているがクラブW杯を、発想の転換で非常に面白味のある大会になるが、金ばかりのFIFA無理な話なんだろうか...