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「権利には義務が伴う」は間違い

世の中には社会や法制度上認められていない権利を司法や国へ訴えかけることで権利を勝ち取る動きが世界各国で見受けられ、日本においても例外では無くなった。


メジャーなところで言えば同性婚と選択的夫婦別姓である。


特に同性婚に関しては、裁判所が「国が同性婚を認めないのは法の下の平等に反し違憲である」という判決を出した。

https://www.google.co.jp/amp/s/www.bbc.com/japanese/56424717.amp


こうした元来日本で認められていなかった権利が認められるようになる中で度々発生するのが「権利を主張するなら義務を果たせ」という主張である。


しかし、これには大きな誤謬がある。


なぜなら、我々は生まれた直後の赤ん坊の時から何ら義務を果たしていないにもかかわらず、生存権が保障されているからだ。

例え赤ん坊でなくとも、勤労の義務を果たしておらずとも選挙権を失う訳でもなく、生存を否定されることもない。奪われる道理もない。


権利は、決して義務とトレードオフの関係にあるものではない。権利と義務は別個の存在であるということは強く認識すべきことだと考える。