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クラブW杯の問題点

最近のクラブW杯はつまらない。多くのサッカーファンが思っていることだ。理由を態々書く必要があるのか疑問だがファン目線と運営目線で書いていこうと思う。


ファン目線での問題点

①結果が分かりきっている

欧州勢があらゆる面でズバ抜けており、相手が南米でも一方的に攻め込む展開になるのは珍しくない。そして直近は8大会連続で欧州勢優勝。やる前から優勝は欧州勢と疑いようがなく、どこが優勝するのか、といったワクワク感はとても味わえない。

②出場枠が少ない

出場枠は各大陸選手権の優勝チームの7チーム。世界タイトルを争うというのに出場数7チームはいくらなんでも貧相だ。

③出場チームの知名度低すぎ

日本からしたらJリーグクラブと欧州名門はサッカー好きでなくとも知っている人はいる。しかしアフリカやオセアニアはどうだろうか。間違いなく「オークランドシティ?アルアハリ?」となる。これらが試合してもまず面白味を感じることはないだろう。知らないのだから。


運営目線での問題点

①儲からない

上で書いたように、ファンでさえも面白くないのだから必然的に注目度は低い、注目度低いのだから儲からない、とまぁ投げやりだが、実際この通りなのである。欧州勢が出ない試合は注目されない。総試合数8試合の内、欧州勢が出るのは2試合だけ。これ以外の6試合の存在価値はかなり低い。大会としては全試合注目試合であればありがたいが、そうではない。世界も関心は薄い。だからこんなつまらなさの多い大会に金出すのは開催国の企業くらいだ。必然的に大会としては儲からない。

②観客動員が少ない

日本開催の2016年について見てみると、平均観客動員数は29,804人だった。「割と入ってるじゃん」と思うが騙されてはいけない。平均観客動員数を引き上げたのは欧州勢が出た試合だ。それ以外は平均数未満の動員数だった。そう言えば欧州勢が出ていない3位決定戦は4万人以上入っていた。しかし、これは正確ではない。クラブW杯の3位決定戦と決勝のチケットは抱き合わせで販売されている。つまり、決勝を見るために早く会場入りした人も3位決定戦の動員数としてカウントされてしまう。だから正確ではない。もし、3位決定戦を単体で開催したら精々2万人程度しか集まらない。いや、それよりも低いかもしれない。このように、欧州勢以外の試合はたとえ南米が出ても集まらない。あともう一つ、3位決定戦の他に5位決定戦も存在する。「誰が観るの?」と思うだろうが、その通りだ。この5位決定戦はクラブW杯で最も人が入らない。だって5位決定戦だよ?勝っても負けても本当に何もない試合を観ようと思えない。私は贔屓のチームが出ていなければ絶対観ないと言える。

③タイトな日程

クラブW杯開催期間も各国では国内リーグが行われている。そのため、リーグ戦→数日後クラブW杯→終わって数日後にリーグ戦、という超過密日程が組まれる。また、クラブW杯に向けて長距離移動も強いられるため、試合での疲労に加え移動の疲れも重なってしまう。特に欧州勢は開催期間である冬に国内リーグ戦や欧州カップ戦も集中しており、優勝を左右する冬の期間に主力を余計に疲労させる羽目になる。2019年大会、リヴァプールのクロップ監督がクラブW杯制覇への意気込みを語っていたが、内心叶うなら参加したくなかった筈だ。 



以上のように様々な問題点を列挙していった。上記以外にもまだまだ多くある。FIFA提案した新クラブW杯についても触れたが、これもかなりの問題がある。それも欧州勢がボイコットを示唆してるくらいに。この後に、新クラブW杯の問題点も書いていこうと思う。